矯正歯科
矯正歯科
矯正治療とは、一般的に悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
歯並びを治すことで、見た目・機能共に快適な歯並びを実現します。
矯正治療のメリットとしては、以下の4点があります。
さらに、成長期のお子様には、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)/出っ歯
上の前歯や顎が前方に出ている歯並びです。口の中が乾きやすく、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
下顎前突(がかくぜんとつ)/受け口
下の前歯や顎が前方に出ている歯並びです。
顎が「しゃくれている」と表現され、うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなったりします。
開咬(かいこう)
噛んでいても奥歯しか当たらず、前歯がかみ合っていない歯並びです。前歯でものを噛み切ることが難しくなったり奥歯に大きな負担がかかったりします。
叢生(そうせい)
歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。歯磨きがしにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯を覆ってしまうほど噛み合わせが深い状態のことをいいます。奥歯や顎の関節に大きな負担がかかります。
空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間ができている歯並びです。
隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、むし歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じ、発音が悪くなることがあります。
小児期から整った歯並びを作り、まずは食べかすや汚れがたまりにくく、磨きやすい歯列にします。それにより、むし歯や歯周病のリスクを下げることができるため、大人になってからのどんなむし歯予防・歯周病予防よりも効果のある予防処置であると考えております。
小児矯正は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(歯列矯正)」の2段階からなります。
乳歯と永久歯が混在している時期の治療で、主に成長を利用した治療を行います。(6歳〜10歳ごろ)
歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的なかみ合わせを作ります。(10歳ごろ〜成人)
1期治療によって顎の骨の大きさやバランスが整えられ、永久歯が生え揃う土台をつくれるので、2期治療が必要なかったり、部分的な矯正治療のみで済むこともあります。
生え代わりの時期に、「あれ?」と思われた方はまずはお気軽に相談にお越しください。
また、6歳以前のお子様でも歯並び・かみ合わせが気になる方はぜひご相談ください。
永久歯が生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。
近年、治療技術の進歩により、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
ワイヤー矯正
矯正治療に一番良く使用されているマルチブラケットといわれる装置です。
ブラケットと矯正用ワイヤーを用いて歯並びを整えます。
ほとんどの歯並びに対応でき、固定式なのでつけているだけで歯が動いていきます。
矯正力を細かく調整できるのもメリットです。
舌側矯正
ブラケットと矯正用ワイヤーを歯の裏側に装着するため、装置を表に見せずに治療が行える矯正装置です。
目立ちにくいため、成人の矯正が増えるにつれて需要が高まっています。表に装着するブラケットよりも価格は比較的高く、装置の調整には時間がかかります。
マウスピース矯正(インビザライン)
透明なマウスピースタイプの矯正装置です。
ブラケットやワイヤーを使用しないため、付けているのがほとんどわかりません。マウスピースを2週間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。
当院で扱うマウスピース矯正は、世界で一番使用され安全性が確立しているアメリカのアライン・テクノロジー社のインビザラインを使用しております。
それぞれの歯並びに対してオーダーメイドで製作する、薄い透明なマウスピース型の矯正装置です。
インビザラインにはこんなメリットがあります。
薄さ0.5mmの透明なマウスピースを装着して治療を行います。装着していても周りの人に気づかれにくいため、目立たない矯正治療をご希望の方にピッタリです。
従来のワイヤー型の矯正装置と違い、取り外しが可能なので、食事中の煩わしさがありません。また、ご自身でお掃除も可能なので衛生環境を保つことができます。
ブラケットやワイヤーがつかないため、従来の装置に比べて違和感が非常に少ないです。装置で粘膜を傷つけにくい、また歯を動かす際の力が小さいので痛みも生じにくいです。
インビザラインは薄いプラスチックで作られているので、これまで金属アレルギーで矯正ができなかった方にも安心してお使いいただけます。
ただし、適応できる歯並びに限りがありますので、ご希望の際には一度ご相談ください。